【連載】自分を高く売る

面接で好印象を与えるのに必要な、2つの要素

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

あなたは人に自分の能力や強みを伝えるのは得意ですか?

転職や昇進試験の際には、年に数回しか会わない会社の重役や採用面接の面接官に対してアピールする必要があります。

彼らはあなたのことをほとんど知らないわけですから、限られた時間で能力や強みを伝える必要があり、そのうえで良い印象を残さなくてはチャンスを手に入れることはできません。

しかし、キャリアコンサルタントとしてこれまで色んな方とお会いしてきて、「今まで良い経験を積んでいるにもかかわらず伝え方ひとつで損をしてしまっている方が大勢いる」と感じています。

これは非常にもったいないことです。

経験をうまく分割して伝えよう

例えば、面接官から「英語はできますか?」と質問をされたとしましょう。

ここで「できません」と回答した場合、そこで話は終わってしまいます。

あなたの希望しているポジションが英語必須だったら、確実に候補から外されるでしょう。

「簡単な読み書きはできますが、高いレベルではありません。現在、英語の学習に力を入れています」と回答したらどうでしょうか?

英語がどれくらいできるかを伝えるとともに、英語へのアレルギーが少ないことや学ぶことに対する積極性が伝わってきませんか?

相手も「今はできないかもしれないけれど、学ぶ姿勢があるのなら大丈夫か」など、好意的に受け取ってくれる可能性が高いです。

伝え方ひとつで、次の質問へ好印象で進める

自身ができる事を伝える。そして、足りない部分を他のスキルやこれからの学びで補うつもりがある。

伝え方を少し変えただけで、相手が受け取る印象が格段に変化します。

「〇〇できますか?」という質問は、中途採用の面接でスキルを確認するときだけでなく、営業がお客様から問い合わせを受けるときにもよく聞かれる質問です。

せっかくのアピールチャンスを自ら潰してしまわないためにも、日頃から伝え方を意識してみてください。

コツさえ覚えれば、誰でもすぐに実践できます。

日々実践して、自然とアピールができるようにしてくださいね。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。