【連載】自分を高く売る

印象が仕事のしやすさや昇進に影響する

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

あなたは、周りからどのような人だと言われることがありますか?

積極的・話しやすい・優秀などのポジティブな意見の他に、消極的・話しにくい・プライドが高すぎるなど様々な答えが返ってくると思います。

これらは、今までのあなたの行動による結果です。

印象は、昇進や異動に影響する

「人の印象なんて関係ない。しっかりと仕事をしていればいいじゃないか」 と考えている方も多いと思いますが、周りがあなたに対して持つ印象によって得をする場合と損をする場合があるので注意してください。

たとえば、普段あまり接することのない会社の同僚と初めて仕事をするとします。

この同僚が周りからあなたに関するマイナスの話ばかりを聞かされていた場合、最初から非協力的な態度で接してくるかもしれません。

一方で「非常に優秀だ」という前評判を聞かされていたならば、前者と比べて好意的に受け取られる可能性が高くなります。

印象は決して表立った評価にはなりませんが、社内での昇進や異動でも大きな影響を与えることがあるのです。

意図的に印象を作り、求める結果に近づこう

マネージャーに昇進させる候補者が複数人いるときに、他の部署のマネージャーや部長から候補者に関する意見を求める可能性もあります。

そのため、スピード出世している方を観察していると成果を出しているのはもちろんですが、社内の他部署からも良い評価(印象)を受けていると気づくはずです。

少しでも良い印象を周りに与えるためには、「結果としての印象」から「意図的に好印象を演出」する戦略に方向転換することをお勧めします。

自分自身を一つの商品(ブランド)のように扱い、様々な方に対してブランドのイメージを伝えていくことを意識しましょう。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。