【連載】自分を高く売る

仕事での会話で意識すべきこと(3)求めるアクションを先に伝える

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

これまで仕事での会話で意識すべきことを2回にわたってお伝えしてきました。

  1. 会話の相手を明確にする
  2. 情報共有の条件3つをクリアする

最終回の今日にお伝えするのは、求めるアクションを先に伝えること。

「結論から先に言う」重要性

「結論から先に言って」と言われた経験、もしくは周りが言われているのを聞いた経験はないでしょうか?

会話の相手側、つまり回答する側としては、

長い説明の後にアクションを求められるよりも、冒頭で何をしてほしいかを伝えてもらうことで、

会話をしながら「求められたアクションに対して、答えるには?」を考えることができ、そのために必要なポイントを精査することができます。

「購入するかどうかの判断をいただきたい」と先に言ってもらえれば、

「出欠の判断をしてほしい」と先に言ってもらえれば、

話を聞くときに確認するポイントが明確になりスムーズに話を進めることができるのです。

慣れるまでは、話す前にメモへ書き出そう

ですが、「アクションを求めること」と、2回目でお伝えした 「情報共有」は慣れるまでに少し時間がかかります。

慣れるまでは、話す前にメモなどへ箇条書きで書き出す練習をするのが効果的です。

書き出すことで自分にとって不明確な部分が明らかになりますし、簡潔に伝えるトレー ニングをすることができます。

仕事の会話が、あなたの評価を変える

仕事での会話が変わってくると、職場でのあなたの評価も変化してきます。

これまでご紹介した3つのポイントを意識して、仕事上の会話を変えてみてくださいね。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。