出演報告

「テレワークの導入で、評価制度は変化していく」@レインボータウンFM【山本洋之 Evening Station】ゲスト出演

テレワークで評価制度が変化していく

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

コロナウイルスの影響によって、テレワーク、在宅勤務を実施する企業が増えていますね。

「テレワークを導入できるようにしておこう」から、「テレワークを導入しなければならない」と今回の事態で内心慌てている企業や管理職の方は多いのではないでしょうか?

先日出演したラジオでは【テレワークの増加による、評価制度の変化について】と、特に管理職の方が頭を悩ませているであろうテーマについてお話ししてきました。

テレワーク導入前の評価制度

今まで日本企業の評価制度は、横並び型が特徴でした(一部、インセンティブを導入している営業職を除く)。

それにより給料も横並び。年功序列で提示昇給していくことが多い形でした。

ですが、テレワークでは遠隔のため、随時部下を観察することができません。

提出された成果物や実際にあがってきた結果、プロジェクトの進捗状況で評価を下す必要があるのです。

テレワーク導入で変わってくる、評価制度

つまり、テレワークが増えてくることで、人事評価・採用を変化させる必要が出てきているのです。

私は、これまで以上にプロセス主義から成果主義に進んでいくと考えています。

「成果」とは、簡単に言い換えると会社にとって利益を与える行動です。

営業であれば「売上」が、間接部門であれば売上に対する「貢献」や「コストの削減」が成果になります。

今後、成果を意識して業務にあたることができるかで、成果を意識して部下を評価することができるかで、あなた自身の評価が変わってくることを頭に入れておきましょう。

テレワークの評価制度で導入されるであろう「SMARTゴール」

ですが、一般的な日本企業の評価制度では、成果主義に対応しきれていません。

そこで日系企業が最近導入しているのが、外資系企業が導入している評価手法「SMARTゴールによる目標設定」です。

SMARTゴールによる目標設定

要素1:Specific(具体的に)

誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す

要素2:Measurable(測定可能な)

目標の達成度合いが本人にも上司にも判断できるよう、その内容を定量化して表す

要素3:Achievable(達成可能な)

希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する

要素4:Related(経営目標に関連した)

設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する

要素5:Time-bound(時間制約がある)

いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する

テレワークでの評価制度の変化で、キャリアアップを

ラジオでお話しした内容を簡潔にまとめました。

これまでとは違い、明確に目標を与えられ達成できるかどうかが評価につながってきます。

明確な目標を設定することは、プレッシャーになりますが、評価項目が明確な分、高い評価を勝ち取りやすくなるのです。

この状況をプラスと捉え、自身の評価を上げていき、理想のキャリアを築いていきましょう。

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。