マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。
会社員は、会社に労働力を提供し見返りとして収入を得ています。
会社における「評価」は、この労働力の質 (期待される役割)を決まっています。
評価されない人は、期待される役割や本来注力する必要のある部分ではなく、違う場所にエネルギーを使ってしまっていることが多いです。
評価されない人は頑張るポイントを間違っている
営業組織を例にとって、説明しましょう。
営業の場合は非常にシンプルで、会社や上司が部下に期待する役割は「売上を上げる」ことです。
そのため、達成の有無がそのままダイレクトに評価へと繋がる形になります。
もし、ある営業マンが、営業活動ではなく顧客のクレームを聞くことに時間の大部分を使っていたとしたらどうでしょうか?
長期的な視点で見ると、会社にとってプラスになるかもしれません。ですが、会社や上司が期待する「売上を上げる」という視点で見ると、売上目標を達成できない可能性は高まります。
会社や上司からの期待値を下回ってしまうため、どんなにこの営業マンが頑張っていたとしても評価されません。
評価されない人は、この営業マンのように頑張るポイントが間違っているのです。
評価される人は上司の「期待値」を意識している
一方で、評価される人は「評価を下すのが上司の重要な仕事の一つ」ということを理解し、直接的な評価者である上司の「期待値」を真っ先に意識しています。
評価を得るために業務を頑張るだけでなく、上司が自分に求めているものを理解するように努めているのです。
最近では、評価面談を年に数回する企業も増えてきました。
正しく評価を得るためにも、上司に「期待すること」を確認するようにしましょう。
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