【連載】自分を高く売る

会社での不満の種なのに、変えることが難しいものは?

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

ここまでのブログをお読みいただいて、察しのいい方は

「上司や会社ではなく、評価されるためには自分が変わっていく必要がある」ことに気づいていることでしょう。

他人を変えるのは難しい

例えば、あなたが新しく配属されてきた新人の教育担当になったとしましょう。

この新人は、何度も同じミスを繰り返します。注意しても一向に改善しません。

この状況を改善するため、あなたならどうしますか?

多くの人は「重要なことなので、ガツンと説教をする」という選択肢をまずとるのではないでしょうか。

部下や後輩の指導をした方であればご存知だと思いますが、怒るというのはエネルギーをかなり使います。

しかも、相手のことを思って指導したとしても意図が伝わらず、モチベーションを下げる要因となり、ヘソを曲げてしまう可能性もあるのです。

リスクがある一方で、新人が改善する保証はどこにもありません。

それくらい、他人を変えるというのは難しいことなのです。

不満はあなたと他人の差から生まれる

「人は、満たされない生き物である」と言われることがあります。

そして誰もが現状に対して、何かしらの不満を感じています。

あなたが不満を感じているように、職場の同僚や上司、取引先の社長までもが、不満を持っているのです。

これらの不満は、基本的に一人で完結するものではなく他人と関わることによって生じます。

自分の「期待値」に相手が達していないから不満を感じるのです。

自分を変える方が難しくない

ですが、先ほど書いたように、他人を変えることは難しいもの。

変えることができるもの、それほど変えるのが難しくないものを変えていきましょう。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。