マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。
前回の記事『面接で好印象を与えるのに必要な、2つの要素』で、たとえ直接的なスキルを持っていなくても
「〇〇 に関連した××であればできます」
「部分的には、対応可能です。たとえば……」
と、具体例に繋げて伝えることで、相手に対して経験がゼロではないとプラスの印象を与えることができると書きました。
ですがこれは、面接官によっては通用しません。
なぜなら、あえてネガティブな側面を引き出そうとする方もいるから。
弱みや苦手は誰にでもある
たとえば「あなたの弱みがあれば教えてください」と聞かれたとしましょう。
弱みがない人間なんていないはずです。
「特にありません」と答える人は、自分の反省点について考えたことがない方か、自分が完璧だと思い込んでいて改善できない残念な方と捉えられてしまいます。
だからといって、「私の弱みは、〇〇です」と弱みのみを列挙しただけではネガティブな印象を与えてしまうだけ。
ここで大事なのは、弱みを認識した上で、どうつきあっているかを相手に伝えることです。
弱みや苦手も伝え方でプラスに
一つのことに集中しすぎることが弱みだと考えているのであれば、
「基本的にまじめな性格なので、細部まで取り組みたくなってしまいます。しかし、仕事である以上は時間が決まっていますので時間を区切ることでやりすぎを防止するように意識しています」と回答する。
そうすると、弱みを強みのようにポジティブに伝えるだけでなく、弱みに対する向き合い方も伝えることができます。
面接の時間は限られていますから、与えられた時間をフルに使い最大限にアピールすることがチャンスを掴み取る近道です。
どんな質問も上手に自身の能力やスキルのアピールに使っていきましょう!