マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。
転職サイトを見ると様々な求人票を見つけることができます。
そこで、あなたが興味のある求人を探してみましょう。
興味のある求人には、あなたが「今すぐ応募できる求人」と、スキルが足りず「今すぐ応募できない求人」があると思います。
求人票は、採用する企業が候補者に求める「期待値」です。
企業の求める「期待値」を100%満たす候補者は決して多くありません。
しかし、他の候補者より優位に立つためには、少しでも多くの「期待値」 を満たす必要があります。
そのためには「足りないスキルや経験」を獲得していくことが不可欠です。
獲得する方法が、キャリアチェンジとキャリアアップで若干異なるので、
本記事ではキャリアチェンジにおいての、足りないスキルや経験を得るための取り組み方をご紹介していきます。
キャリアチェンジは、現在とは異なる求人へのチャレンジ
まず「キャリアチェンジ」とは、現在の職種や業種と異なる求人にチャレンジすることを指します。
現在営業をやっている方が、経理ポジションを希望するなどといった形です。
この場合、経理としての経験がないのであれば、 転職は難しいでしょう。
なぜなら中途採用は新卒と異なり、基本的にポジションありきの即戦力採用だから。
未経験で採用される可能性は限りなく低いです。
転職に必要な経験を、現在の会社で積んでおこう
しかし、採用される可能性はゼロではありません。
その分野の知識を十分に有しており、短期間で即戦力になれることを証明できればよいのです。
具体的には、現在勤めている会社で、転職に必要な経験を少しでも多く積むことです。
経理部門に異動願いを出して、数年の経験を積めば転職できる可能性は格段に上がります。
異動が難しい場合は、部門経理や予実管理など経理に関連した業務を積極的に引き受けましょう。部門異動と比べてハードルは低いはずです。
これらを「経理の経験」として職務経歴書に記載するとよいでしょう。
社内で経験を積むことが難しいようであれば、関連した資格を取得するのも有効な手段です。
経理であれば、簿記・公認会計士・USCPAなどの資格を積極的に取得することで採用される確率が高まります。
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つまり、キャリアチェンジに必要で足りていない経験やスキルは、現状の仕事を続けながらでも身につけることができるのです。
求人票から必要なスキルや経験を読み取り、戦略的にキャリアチェンジを成功させましょう。