【連載】自分を高く売る

会社にとって価値ある人になるために必要な、たった一つの意識

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

「今の職場では、もう成長できない」と感じている方は、指導してもらう生徒の立場で時間が止まってしまっているかも。

本当の学びや成長は、ある程度知識を身に付けてから始まります。

と、前回の記事でお伝えしました。

生徒の立場から卒業するために必要なのは、自発的に課題を見つけて解決策を模索する意識です。

自発的に課題を見つける意識を持とう

この意識を持っていれば、「今の職場でやれることは全部やった」と思うことはないでしょう。

プロセス改善や新規の提案などをたくさん見つけることができるはずです。

「新しいことにチャレンジしてみたいけど、マネージャーじゃないからできない」

「意見を出しても通るわけがない」

ここまで読んで、そう思っている方もいるかもしれません。

しかし、新しいことにチャレンジするのに役職は関係ありません。

上司やマネージャーに積極的に提案することはできますし、リーダーシップを発揮してチームメンバーを巻き込み、チーム全体の意見として提案することもできます。

意見が通らないのであれば、どうやったら通すことができるかを真剣に検討しましょう。

そうやって自発的に課題を見つけ、行動することに意味があります。

自発的に課題を見つけられる=仕事ができる

自発的に課題を見つけて、解決策を提案・実行できる人は、決して多くありません。

ですから、これができるようになるだけで社内から評価されやすくなります。

新しいチャンスやチャレンジが、黙っていても集まってきます。

仕事ができる人のところに良い仕事は集まってくるのです。

職場で与えられた役割(ポジション) のなかで、自発的に課題を見つけ、行動し、自分の色をどんどん出していきましょう。

そうやって少しずつ自分にしかできない仕事をすることで、会社で付加価値のある人間になることができるのです。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。