【連載】自分を高く売る

3ヶ月、180時間あれば、人は変われる

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

「結果にコミット」のコマーシャルで有名になったライザップ。

短期集中で物事に取り組むスタイルは非常に理にかなっています。

3ヶ月の期間限定だとわかっているからこそ、多少の無理や我慢にも耐えることができるのです。

ライザップはダイエット分野以外にも、同じ要領で進めていく「ライザップイングリッシュ」やゴルフに特化した「ライザップゴルフ」などのサービスを展開しています。

1日2時間×90日=180時間

毎日2時間、学習の時間をとることができれば、90日で180時間の学習時間を確保可能です。

個人差はありますが、簿記2級やPMP(Project Management Professional)など転職や昇進に有利な資格取得を狙うには十分な学習時間でしょう。

高校3年間での英語の学習時間は360時間程度と言われていますので、1日4時間の学習を集中的に行なえば、高校3年間の学び直しも可能です。

週1回1時間では、年間で50時間が関の山。

高校1年分にも満たない学習量では、あまり上達を期待できません。

ですから、本気でスキル向上を目指すのであれば短期集中がもっとも効果的なのです。

短期集中は学習以外の成果も期待できる

短期集中は、必ずしも学習に限ったことではありません。

「部下を積極的に褒める」「大声で叱責しない」「毎朝6時に起きる」など普段の行動で変えたいことや改善したいことを3ヶ月間、集中して取り組むことで自らの習慣を矯正することもできます。

仮に3ヶ月と期間を決めたとしても、達成するのは決して簡単ではありません。

なぜなら人は、弱い生き物だから。

仕事や家族をできない言い訳にしてしまっている人は多いと思います。

協力者を得ると、達成率UP

そこで、重要なのが協力者の存在です。

ライザップを例に見ると、トレーナーが頻繁に連絡をとることによりつねにダイエットを意識するようにしています。

定期的に食事の報告をメールやメッセージアプリで行なうのもダイエットを意識するためです。

また心理的にも「協力してもらっている以上は、頑張らないと」と思うのではないでしょうか。

ですので、取り組む内容や期間を同僚や家族に宣言して協力を求めてください。

手帳やデスクなど、目に触れるところに取り組む内容を貼っておくのもモチベーションを継続させるのに有効です。

すべてに一気に取り組む必要はありません。

まずは一つ取り組むことを決めて、日々の仕事で3ヶ月間、積極的にやってみてください。

あなたの評価が高まっていくのを実感できるはずです。

 

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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。