マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。
転職やキャリアアップが成功しやすい面談者の受け答え例について、今回は書いていきます。
IT営業への転職を検討している元保険営業Aさんと私が実際に交わした面談時の会話です。
エージェントAさんは保険営業をやられていたようですが、なぜIT営業を志望されているのですか？
Aさん保険は、無形商材です。
実際にモノを販売しているわけではないので形のないアプリケーションを提供しているIT企業の営業職との共通点が多いと考えています。
エージェントなるほど。以前とは業界が異なりますが、この辺りはどのようにお考えですか？
AさんIT業界は、今後も拡大していくと言われています。アプリなどの営業に対するニーズは継続すると私は考えています。
そのため、このまま保険しか扱ったことのない営業としてキャリアを積み続けるよりも、このタイミングで転職したほうが将来的に幅を広げることができると思っています。営業としてもパターンやスキルも増やせると思いますし……。
この面談を通して、Aさんはしっかりとキャリアについて考えていることが分かります。
自分が「できること」である保険営業をベースに、営業や無形商材といった「やりたいこと」であるIT営業との共通点を見出しているのです。
「やりたいこと」が現実的なレべルであるのと同時にキャリアの幅を広げることで、将来的な市場価値まで考えていました。
転職活動に軸があることも伝わり、転職も転職後のキャリアも成功する可能性が高いです。
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