【連載】自分を高く売る

ビジネスのパフォーマンス力を上げる「マインドフルネス」

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

現代社会で暮らす人々は、様々なストレスを抱えています。

スマートフォンやパソコンの普及によって、移動中の車内や自宅でも仕事の電話やメールに追われている人も少なくないでしょう。

テレビやインターネットなどでは、日々新しい情報が発信されています。

普通に街を歩いているだけでも多くの情報が目に入ってきて、人間の脳に大きな負荷がかかっているのです。

ビジネスで成功するには、万全の状態でいること

プロフェッショナルとしてビジネスで成功するためには、つねに万全の状態で物事に臨めるようにしなければなりません。

脳が疲れている状態や物事にひどく悩んでいる状態では、本来のパフォーマンスを発揮することはできません。

そこで、近年注目されているのがマインドフルネスの考え方

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が実践していたことでも有名です。

ビジネスに特化した瞑想「マインドフルネス」

マインドフルネスとは、仏教の坐禅やヨガから宗教的な要素を減らし、ビジネスに特化した瞑想の一つ。

実は、マインドフルネスを定期的に行なうことで、頭の回転が速くなり、悩み事を小さくする効果が期待できます。

マインドフルネスの、簡単な実践方法

1)座った状態で頭から糸で引っ張られているように真っすぐと座る

2)鼻から息を吸い、口からゆっくり吐く

3)これを繰り返す

ポイントは、呼吸に集中することです。

呼吸に意識が向くことで、仕事のことや悩みと距離を置くことができます。

もし雑念が湧いてきたら、考えないように意識するのは逆効果。

雑念が浮かんだことを素直に認め、感じたままに川に流していくイメージで雑念を流してください。

その後、また呼吸に集中する。これを繰り返しましょう。

歌詞のないクラシック音楽を聴きながら実践したり、横になりながら実践したりしても問題ありません。

マインドフルネスを実践していけば、心の平穏と脳の健康を取り戻すことができます。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。