マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。
一つ一つのスキルが特別に秀でていなくても、スキルの掛け算ができる人は会社から重宝されます。
なぜ、会社や上司から重宝される人材なのか?
様々なことに対応できる汎用性の高い人間だから
一つは「様々なことに対応できる汎用性の高い人間」だからです。
ビジネスが変化するスピードは、過去に比べて圧倒的に速くなりました。
企業の合併、倒産、撤退を始め、消費者ニーズやトレンドの変化は、ビジネスの世界にも大きな影響を与えています。
そのような状況下で、変化にあわせて役割を柔軟に変えることのできる人材は企業にとって非常にありがたい存在です。
営業とシステム構築の両方をできるのであれば、営業のニーズが高いときには営業として働いてもらい、システム構築のニーズが高いときはシステム担当として働いてもらうなど柔軟に配置を変えることができます。
経営側とって、営業だけ、システムだけの会社員と比べると圧倒的に魅力的な人材になるのです。
複数のスキルを必要とする特殊案件に1人で対応できるから
もう一つの理由は、「複数のスキルを必要とする特殊案件に1人で対応できる」ことです。
新しい営業システム案件を受注した際に、営業経験者とシステム経験者を別々に探すことは決して難しいことではありません。
しかし2人に対応させると、人件費が2倍掛かるだけでなくお互いがお互いの領域の内容を理解するために時間を要します。
つまり、最初から両方のスキルを兼ね備えた人材にすべてを任せたほうが会社としても早く、そしてスムーズに対処することができるのです。
ソフトスキルだけでも差別化できる
スキルは、専門的な知識であるハードなものだけではありません。
人より早く出社する、会議で積極的に発言をする、自分から議事録をとる、人が敬遠する仕事をするなどの、ソフトスキルでも他人と差別化することができます。
常にスキルの掛け算を意識し、会社からもビジネスの世界からも重宝される人材であり続けましょう。