【連載】自分を高く売る

会社員でも磨くべき●●力

正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本_連載3回目

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

プロのスポーツ選手になくてはならない力が、実は会社員にも必要だということをご存知でしょうか?

分かりやすく、野球選手を例えにしてお話ししていきます。

実力だけでは生き残れない

野球選手なら、誰もが憧れるのがメジャーリーグです。

世界中の一流選手が切磋琢磨する、弱肉強食の世界。

一流の選手になれば、高額な年俸が約束されますが、そこにたどり着くまでの道程は容易ではないと聞きます。

スカウトなどの制度もありますが、通常はマイナーリーグのような下部組織からメジャー昇格を目指していきます。

「下部組織」と言っても世界中の優秀な選手が集まっていますから、競争は熾烈を極めるでしょう。

そんな中でチャンスを掴むには、大前提として、実力を持っていなければなりません。

またチャンスは突如として訪れますから、しっかりと準備ができていない選手は結果を残すことはできないでしょう。

アピールする技術がチャンスを手繰り寄せる

一方で実力だけでは、チャンスを手繰り寄せることができないのも事実。

そこで重要になってくるのが、実力を監督やコーチなどの球団関係者にアピールする技術です。

効果的に自身の実力や成果をアピールすることができる者こそ、より確実にチャンスを掴むことができます。

実力を磨いて成果を出すこと、効果的にそれをアピールすること。

この2つは、ビジネスマンにおいても同様です。

出世や転職に成功している人の多くは、これら2つの能力に長けています。

出世や転職は、アピール力が鍵!

しかし、終身雇用が前提で謙遜を美徳とする日本社会では、積極的にアピールする機会が残念ながらあまりありません。

そのため、一般的なビジネスマンの多くは会社からは単なる労働力として認識されてしまい、新しいチャンスを与えられないのです。

実力を磨いて成果を出すだけでなく、それらを効果的にアピールする方法を知ることで、出世や転職などの選択肢が増えてきます。

「会社員だから必要ない」ではなく、会社員だからこそ周りと差をつけるためにも、効果的に自身の実力や成果をアピールする方法を学び、磨いていきましょう。

 

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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。