【連載】自分を高く売る

キャリアは、あなただけの物語である

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

2019年5月に令和の時代を迎えて一年が経とうとしています。

新型コロナウイルスの猛威もあいまり、私たちはどうキャリアを築くかを真剣に考えるタイミングに差し掛かっていると言えるでしょう。

終身雇用がなくなる可能性もある

実際、トヨタ自動車の豊田章男社長は記者会見で

雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言。

経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)も、定例会見で

終身雇用は制度疲労を起こしていて、前提にすることが限界になっている」と発言しています。

つまり「企業で働くすべての人はキャリアについて考えるべき」という警鐘が鳴り響いているのです

依然として日本では終身雇用の考え方が広く、一般的に受け入れられています。

ですが、日本を代表する世界的な大企業のリーダーが新しい時代の始まりに脱終身雇用制に言及したことで、転職を含めた人材の流動化は更に加速すると思われます。

あなただけの物語「キャリア」を真剣に考えていこう

キャリアは、あなただけの物語です。

一つとして同じものはありません。

あなたは、物語の船頭として行く道を定めて進んでいかなければなりません。

複数の選択肢の先を想像してみてください。

あなたの突き進む道によって、次のキャリアが変わってくるはずです。

その上で、もっとも理想に近い選択肢を選んでいきましょう。

 

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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。