【連載】自分を高く売る

マネージメント視点を持って、視野を広げる

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

キャリアアップ、キャリアチェンジを考えている人には、必ずマネージメント視点を持つようにお勧めしています。

マネージメント視点で見ると、様々な見え方が変わる

マネージャーとしてチームをリードする立場になると、発言の重みがプレーヤーだった時代とは比べものになりません。

あなたの発言ひとつでチームの進むべき方向性が変わることもあります。

その上、個人としての考えと立場としての考えが必ずしもイコールとなる訳ではありません。

個人としてチームメンバーの給料を上げたいと思っても、マネージャーとしては、チームメンバー全体の給料バランスやコストの側面など多面的に検討をした上で判断を下す必要があるのです。

マネージメントの立場になって考えることで、求められる人材やスキルが見えてくるだけでなく、どのようにコミュニケーションをとっていけばいいのか、より良い決断を下すために何が必要なのか?といった様々なことが見えてくるのです。

人の立場に立って考える癖がつく

そのためにも、少しでも早い段階からマネージャーとしての経験を積むことが一番になってきます。

しかし、マネージャーの経験を積むチャンスがない人やマネージャーとしての経験が浅い人もおられるでしょう。

そういった方は「人の立場に立って考える」癖をつけるのが効果的です。

「もし、マネージメントの立場だったら、どう考えるだろう?」と、常に考えるようにしてみてください。

これを日々繰り返すことで、あなたの視野は広がり、マネージメント視点を鍛えることができるのです。

 

ABOUT ME
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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。