【連載】自分を高く売る

仕事での会話で意識すべきこと(1)会話の相手を明確にする

マネージャー育成コンサルタントの江田泰高です。

前回の記事【低い評価をされている人の特徴は、ありがちな「伝わらない会話」】はお読みいただきましたか?

インターネットが発達し、電子メールや携帯電話の登場によって、情報量は飛躍的に増えました。

近年では、リモートワークを可能とするビデオチャットなとども発達したことで、物理的な距離がほとんど障害にならなくなりました。

だからこそ、情報を咀嚼・整理して伝えることが必要となってきています。

ここからは、仕事上の会話で意識すべきポイントを3回に分けてご紹介していきます。

1つ目のポイントは、コミュニケーションをとる相手をしっかりと理解することです。

コミュニケーションをとる相手は誰か?

コミュニケーションをとる相手が明確でないと、声をかけるタイミングや話す内容を間違ってしまいます。

たとえば、会話の相手に急ぎの要件があったとしましょう。

にもかかわらず、自身の伝えたいことをいきなり話し始めたら……。

「この人は相手の都合を考えない人だ」とレッテルを貼られてしまいます。

しかもその内容が急ぎでなければ、尚更ですよね。

「仕事で話を伝える必要がある人は、誰か?」を明確にすること

この情報は、今、その人に伝えるべき情報なのか。

相手の優先順位はどうなっているのか。

相手をよく観察し、相手の都合に配慮して、「〇〇の件で、5分ほどお時間よろしいでしょうか」などと一言、声をかけるだけで印象は違ってきます。

仕事での会話を始める前に、まず相手を明確にし、観察するようにしてみてくださいね。

 

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Yasutaka Eda
『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』の著者、アトワジャパン株式会社 取締役。元戦略コンサルタント、外資系メーカーでの部長職を歴任。人材育成のプロフェッショナル。